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2015年02月06日

音享穴蔵大阪中央区編 “BUNJIN HALL”

先月仕事で大阪に出掛けたときに寄ったお店。

ビルの地下1階ということで階段を降りていくと、防火扉に行く手を阻まれて驚くが、この扉を開けて進むと、

ありました。“BUNJIN HALL”。

店内は広々としています。一般家庭のリビングのような設えです。

JBLのスピーカー(D1005)が奥に鎮座している。音は大きく鳴っており、素晴らしいですわ。

昼間なのにワイングラスを傾けながら、お姐さんがくつろいでいます。

ジャズを聴くのは三度の飯と同じくらい好きだけど、オーディオマニアではない吾野郎、すごそうな装置だとは分かる程度で。。

ヴォーカルLPも豊富にあるようです。

なぜか、ボブ・ディランのLP。時計のコレクションなどもあったり、興味はありませんが。。

落書きを期待してしまうジャズ喫茶のトイレ、残念ながらトイレはビルの共同であった。

アンティーク好きなんですね、ここのマスター。

ドリンクは、珈琲でも紅茶でもオール700円。ならばと、ビールを注文したわ。残念ながら小ビン。。昔神保町にあった“響”のビールは、中ビンでおつまみ付だった。値段もさして変わらなかったなぁ。

席に着くと、メニューより先にこれを見せられた。「お願い」1.会計は注文の品と同時に。2.一時間につき一品を注文。これらは何の文句もない。が、3.パソコン、タブレットの利用は遠慮せよというところ。携帯でメールをチェックしていたら、再びこのカードを目の前に出された。。なんでと思うが!?通話しているわけでもなく、何が店の迷惑になるのだろうか?そもそも厨房の奥の机には、確かパソコンが乗っていたよなぁ~。マスターはブログをしており、おそらくは店のパソコンで更新しているだろうし、それなのに客が自分のやつを使用するのを禁じるってどういうことなんだ??

いい店なんだが、何か釈然としないものを感じてしまう。店主の個性が如実に現れるジャズ喫茶、いろんな店に出入りしてきたが、立派なオーディオを揃えたんだぞ、余計なことはせずにオレの音を聴いていろという態度では、俄然反発してしまうひねた性格である。直した方がよいのかな。。まぁ、直そうとも思わないが。

“BUNJIN HALL ”
大阪市中央区北浜東1-17北川ビルB1 TEL 06(6949)2220
営業時間 13:00~22:00 定休日 月曜、第四火曜
  

Posted by ケンペス at 12:17Comments(2)音享穴蔵

2014年12月22日

音享穴蔵銀座編

銀座にあるジャズ喫茶。有楽町駅から歩いて来ました。

“BLUE EYES”

ビルの地下1階にあります。

ジャズ喫茶というよりも、ジャズバー寄りのお店ですね。

11時30分の開店で、ランチもやっています。


ジャズライブもやっているようですね。

こじんまりとした店内。大人の街・銀座らしくシックな内装。

壁にはヴォーカルのLPレコードが飾られていました。

出入り口方向の様子。テーブル席が5つほど。

小ぶりのピアノが置いてあります。奥に音響装置とLPのラックがあって、厨房も。

マスターが一人でやっていて忙しそうです。

ランチメニュー。辛口のタイカレーを注文しました。しかし、安いですね!

スピーカーは、JBL4343。マッキントッシュのアンプで鳴らしていました。ジャズ再生の王道ですね。音は控えめです。


【Jazz Cafe BLUE EYES】

東京都中央区銀座1-20-15 前田山陽ビルB1(銀座駅より徒歩6分)

TEL:03-3564-4155

  • ランチ 11:30〜16:00/18:00~26:00/土曜日 18:00~23:00
  • 日・祝定休
  • http://www.miles5.co.jp/


      

    Posted by ケンペス at 00:15Comments(2)音享穴蔵

    2014年12月16日

    音享穴蔵新宿ハードボイルド編

    昔の新宿は、ジャズ喫茶のメッカであった。今も営業している店は、かなり少なくなった。

    新宿駅東口から靖国通りを四谷方向に行ったところにある、老舗中の老舗“DUG”が、まだ現役で生き延びている。

    階段を下ったところにあるのは、都会の喧騒から脱して音楽・JAZZに浸れるパーソナルな別空間。

    壁の煉瓦には、紫煙とともに、極上の音が刻まれて、深い森にある孤高の樹木が重ねた年輪のようだ。

    開店ほどなく、従業員が悠々と客を迎える。訝しむような素振りを見せることもなく。同じような人間が、何人も訪れているのだろう。

    適度に影を落とす照明が、路上の雑踏で苛立った神経を徐々に落ち着かせてくれる。

    薄暗い空間。身を竦めるように佇んでいても、違和感なく溶け込める避難所。

    どっぷりとJAZZに浸かり漂いたいなら、奥の席へ。

    この席なら誰が入って来てもチェックできる。後ろからふいに声を掛けられることもない。たぶん。。

    JAZZが輝きをいくばくか残していた時代。男が矜持を保ち、女が理不尽さを甘受していた古い時代。今、耳をそばだてるのは、JAZZにではなく、主人の分からない足音に。。

    まんざら捨てたもんじゃないよ、人世ってのは・・・と、諭しているようなDexter Gordonのサックスが朗々と響いてきた。

    酔いにまかせ、ここにいる間は、音に身を任せることにしよう。いずれ地上の闘いに戻るまでの、しばしの休息だ。


      

    Posted by ケンペス at 00:02Comments(2)音享穴蔵

    2014年12月15日

    音享穴蔵渋谷編


    先週金曜日にほんと久しぶりに訪れた渋谷。


    渋谷駅の近くにある“MARY JANE”。


    Jazz喫茶では、結構な老舗ですが、初めての来店であります。


    両側に映画や演劇やらのポスターがぎっしりと貼られた階段を上っていきます。


    左の角にある格子の中にスピーカーがありました。


    カウンターがありますが、客席にはなっていない模様。


    テーブル席が6つほど。


    音量は大きくもなく、控えめというほどでもなく。ちょうどいい具合ですね。ジャズキチには、もう少し出してほしいかな。


    入口付近の壁にCDが飾られている。


    奥にはレコード。1,000枚ちょっと、というところか。


    レジの奥にオーディオ。


    ホットコーヒーを注文すると、出てきたのは、エスプレッソ。


    流れていたのは、レコードのモダンジャズではなく、民族音楽風のCD。ちょっと期待外れ。。


    次にかけられたのもポップス系の女性シンガーのCDであった。
    見るからにマニア然としたオッサンが、客一人でいるのだから、空気を読んでバリバリのジャズをかけて欲しかったな。
    若者の街、渋谷だから、そういう世代に合わせての選曲なんだろうね。
    なんてったっても、「ジャズカフェ」って名乗っちゃてるんで・・・。昔はそうじゃなかったんだろうが。。

    正統派のジャズ喫茶がだんだんと廃れていったり、伝統的なスタイルから鞍替えしていくのは、寂しいものだわ。

    “MARY JANE メアリージェーン”
    東京都渋谷区桜丘2-3 富士商事ビル2階
    tel.03-3461-3381
    営業時間:12:00-23:00
    定休日:月曜
      

    Posted by ケンペス at 00:06Comments(2)音享穴蔵